MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
「妻のことは気にしなくていい。別に俺と君は、身体の関係はないし、不倫中でもない」

「……そうですけど」

 不意に“身体の関係”という言葉を言われ、咄嗟に私たちがベッドにいるシーンが頭に浮かんできてドキドキしてしまった。
 私はなにを不埒なことを考えているんだ。

「今、なにか想像した?」

「え?!」

「当たりか。顔が赤いから」

 どこかに埋まって隠れてしまいたいくらい恥ずかしい。
 思わず両手で顔を覆って頬の熱を確認する。たしかに火が付いたように熱い。

「君は面白いね」

「お、お褒めにあずかり、恐縮です」

「俺と違って表情が豊かで、見ていると癒される」

 日下さんと比べたら誰でも表情が豊かだと思うけれど。

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