MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
「よ~し、スイーツ食べ放題!!」

「樹里、どれから食べる?」

 バイキングの会場内に入ると、私たちのテンションはさらに上がった。
 宝石を散りばめたような煌びやかなスイーツを目の前にしたら、女性は誰しもこうなるだろう。

「片っ端から全部食べたい!」

「樹里のお腹に全部入ればね~」

 楽しく話をしながら、ふたりで気に入ったケーキをお皿に取った。
 スイーツバイキングはこれが醍醐味だ。
 いくつかケーキをチョイスしたところで、テーブル席に戻って椅子に腰を下ろす。

「あとで絶対にチョコレートファウンテンは行く!」

「そうだね。楽しそう」

「それと、パンケーキも焼いてくれるみたいだからそれも絶対!!」

「はいはい。とりあえず落ち着いて」

 樹里は昔から甘いものが好きだったけれど、デザートバイキングには久しぶりに来たからか、完全に目の色を変えていた。なんだかそれがすごく面白い。

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