遠回りして気付いた想い
「明日のテスト、悔いの無いようにしような」

図書館前で誰かが、そう声をかけていた。

「男子は、女子を送っていくんだぞ」

悠磨君の掛け声で、同じ方面同士が、グループを作り帰っていく。

私は、同じ方面の人はただ一人で。

「亜耶。送って行くよ」

悠磨君が、そう声をかけてくれた事が、嬉しくて。

「ありがとう」

って、笑顔で言っていたんだ。

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