素敵な夜はあなたと・・・
「そんなことはないだろう? 二人は夫婦となって一緒に暮らしていたんだ。まさか結婚初夜に何もなかったってことはないだろう?」
普通の夫婦ならそれが当然だろう。だけど、茜達の場合は普通とは違うと美佐はとてもじゃなかったが言えなかった。別れたとは言え元夫に娘の夫と自分の関係など言えるはずがない。
「俺達がここでとやかく言ったところでどうにもならないよ。心配なら黒木君に聞いてはどうだろう?彼に相談してみては。ただ、俺はもう舞阪の人間じゃないからこれ以上は口出しは出来ないよ。」
光一が優也と接触するよりは自分が相談した方が良さそうだと感じてしまった。有り得ないとは思っているが、優也が光一に何もかも話さないとは限らない。ここは自分が優也に相談した方が安全かと美佐はそう思えた。
美佐は優也に茜の事で相談があると連絡を入れた。優也は以前会ったあの喫茶店で待ち合わせたいと美佐に告げると、美佐は言われたままにその喫茶店へと向かった。
そして、美佐は茜の今の暮らしを優也に全て話をした。包み隠さず茜の状態を話しこれからの茜との生活を優也にも真剣に考えてもらおうと思ったからだ。