クールなCEOと社内政略結婚!?
「どうしたって、あのデザインは私――」
「言いがかりはやめなさい。その証拠はどこにあるの?」
私がなにを言うのかわかっているかのように、言葉を遮った。半ば脅しのような口調に負けじと言い返す。
「証人なら、孝文がっ」
雅さんの隣に立つ孝文に、期待のこもった視線を向けた。すぐに私の味方になってくれると思っていたのに、険しい顔の彼からは私を擁護する言葉が出てこない。
「何言ってるの? 社長が“タダの平社員”のデザインなんて知るわけないじゃない?」
「私は孝文の――」
言葉を続けようとしたときに、会議室からバラバラと人が出てくる気配を感じた。
「君は、戻りなさい。佐々木はこっちへ」
「そんなっ」
孝文に拒絶されて、あのデザインが私のものであると証言してくれる望みが立たれた。
エレベーターの扉が開くと、孝文と雅さんが乗り込む。私はその場に立ち尽くし閉まる扉の向こうに並んだふたりを、ただ呆然と見つめることしかできなかった。
「言いがかりはやめなさい。その証拠はどこにあるの?」
私がなにを言うのかわかっているかのように、言葉を遮った。半ば脅しのような口調に負けじと言い返す。
「証人なら、孝文がっ」
雅さんの隣に立つ孝文に、期待のこもった視線を向けた。すぐに私の味方になってくれると思っていたのに、険しい顔の彼からは私を擁護する言葉が出てこない。
「何言ってるの? 社長が“タダの平社員”のデザインなんて知るわけないじゃない?」
「私は孝文の――」
言葉を続けようとしたときに、会議室からバラバラと人が出てくる気配を感じた。
「君は、戻りなさい。佐々木はこっちへ」
「そんなっ」
孝文に拒絶されて、あのデザインが私のものであると証言してくれる望みが立たれた。
エレベーターの扉が開くと、孝文と雅さんが乗り込む。私はその場に立ち尽くし閉まる扉の向こうに並んだふたりを、ただ呆然と見つめることしかできなかった。