クールなCEOと社内政略結婚!?
「どこに行くの?」
「言っただろう。“ちゃんとする”って」
確かにメールでそんなことを言っていた。しかしどう“ちゃんとする”のかがわからない私は、ただ孝文に連れられて歩くだけだった。
色々不安なことに変りない。けれど私の手を優しく包む孝文の手が、少しずつ私の気持ちを前向きなものに変えていってくれる。もう一度この手が繋がれた意味をふたりで確認したい。
到着したのは会議室の並ぶフロアだった。普段この遅い時間に会議が行われいていることは滅多にないので、しんと静まり返っていた。
その中の一室の扉を孝文があけた。そこにいたのは雅さんだった。
彼女は孝文の顔を見た途端、華やいだ笑顔を見せたが私の存在に気が付くと今度は鋭い視線で私を邪魔者扱いするように睨んできた。
「あら、宗次さんお加減はどうなの?」
「……はい。ご迷惑をおかけしました」
仕事を休んで迷惑をかけたことをまずは謝った。しかしそんな謝罪の言葉など気にもしていないようで、私に向けられる視線は依然として厳しいものだった。
「悪いな。呼び出しておいて遅れて、とにかく座って」
「いいえ結構です。ふたりっきりで話しができないなら早く終わらせて欲しいの」
完全に私を邪魔者扱いした。
「そうか、なら好きにすればいい。もうわかっていると思うが話はあのあさ美のデザインしたドレスのことだ」
私は腕組みをした孝文の後ろで、雅さんの様子をうかがった。言いたいことはたくさんあったけれど、今は彼女の気持ちを行く方を優先させた。
「言っただろう。“ちゃんとする”って」
確かにメールでそんなことを言っていた。しかしどう“ちゃんとする”のかがわからない私は、ただ孝文に連れられて歩くだけだった。
色々不安なことに変りない。けれど私の手を優しく包む孝文の手が、少しずつ私の気持ちを前向きなものに変えていってくれる。もう一度この手が繋がれた意味をふたりで確認したい。
到着したのは会議室の並ぶフロアだった。普段この遅い時間に会議が行われいていることは滅多にないので、しんと静まり返っていた。
その中の一室の扉を孝文があけた。そこにいたのは雅さんだった。
彼女は孝文の顔を見た途端、華やいだ笑顔を見せたが私の存在に気が付くと今度は鋭い視線で私を邪魔者扱いするように睨んできた。
「あら、宗次さんお加減はどうなの?」
「……はい。ご迷惑をおかけしました」
仕事を休んで迷惑をかけたことをまずは謝った。しかしそんな謝罪の言葉など気にもしていないようで、私に向けられる視線は依然として厳しいものだった。
「悪いな。呼び出しておいて遅れて、とにかく座って」
「いいえ結構です。ふたりっきりで話しができないなら早く終わらせて欲しいの」
完全に私を邪魔者扱いした。
「そうか、なら好きにすればいい。もうわかっていると思うが話はあのあさ美のデザインしたドレスのことだ」
私は腕組みをした孝文の後ろで、雅さんの様子をうかがった。言いたいことはたくさんあったけれど、今は彼女の気持ちを行く方を優先させた。