クールなCEOと社内政略結婚!?
「ちょ、なに……」
声を出そうとしたけれど、至近距離に社長の顔があって、驚きで声にならない。気がつくと私は、ベッドに横たわり彼に組み敷かれていた。
「あの写真がダメなら、今のお前の写真撮ることにしようか?」
アイリッシュグレーの瞳が私を捉える。意味ありげな視線に、思わずゴクリと喉をならしてしまった。
今の私の写真って、もしかして……。
慌てて自分の体を両手で抱きしめてガードする。しかし、そんな私の態度を無視して、社長の大きな手のひらが私の頬を優しく撫でた。くすぐったくて思わず体に力が入ってしまう。しかし、繰り返されていくうちに、くすぐったさとは違うなにかが私の体に変化をもたらせた。だんだんと頬に熱がこもり、胸がドキドキと派手な音を立て始める。
「なぁ、お前なんでベッドなんて持ってきたんだ? 要らないものは処分して来いって言っただろ?」
「要らないって、じゃあどこで寝ればいんですか?」
早鐘のように音を立てる心臓の音がうるさいけれど、私は社長に気がつかれないようにごまかしながら、言葉を返した。そもそもこんな体制でする話だろうか?
「どこでって、寝室に決まってるだろ? 夫婦なんだから」
「え、あの、ちょっと……」
それって、そういうことだよね?
もちろん夫婦になるのだから、まぁそういうこともこれから先あるとは思っていた。けれどこんな急にこんな体制で思い知らされるとは思ってみなかったわけで……。
声を出そうとしたけれど、至近距離に社長の顔があって、驚きで声にならない。気がつくと私は、ベッドに横たわり彼に組み敷かれていた。
「あの写真がダメなら、今のお前の写真撮ることにしようか?」
アイリッシュグレーの瞳が私を捉える。意味ありげな視線に、思わずゴクリと喉をならしてしまった。
今の私の写真って、もしかして……。
慌てて自分の体を両手で抱きしめてガードする。しかし、そんな私の態度を無視して、社長の大きな手のひらが私の頬を優しく撫でた。くすぐったくて思わず体に力が入ってしまう。しかし、繰り返されていくうちに、くすぐったさとは違うなにかが私の体に変化をもたらせた。だんだんと頬に熱がこもり、胸がドキドキと派手な音を立て始める。
「なぁ、お前なんでベッドなんて持ってきたんだ? 要らないものは処分して来いって言っただろ?」
「要らないって、じゃあどこで寝ればいんですか?」
早鐘のように音を立てる心臓の音がうるさいけれど、私は社長に気がつかれないようにごまかしながら、言葉を返した。そもそもこんな体制でする話だろうか?
「どこでって、寝室に決まってるだろ? 夫婦なんだから」
「え、あの、ちょっと……」
それって、そういうことだよね?
もちろん夫婦になるのだから、まぁそういうこともこれから先あるとは思っていた。けれどこんな急にこんな体制で思い知らされるとは思ってみなかったわけで……。