空から雨が降る日。【完】
『遊園地、行こう!』
『水族館も行きたいなぁ』
『プリクラ撮ろうよ!』
『バトミントン付き合ってよー』
『勉強教えて~』
“空雨”
なにかしようね、どこか行こうね、約束をして日にちを決める。だけどいつだって、その度に雨が降っていて。
空雨との約束は、叶うものは少なかった。
だからたくさんお話をした。
いつだったかな、クラスの子が言ってた。
“好きな人とだった何してても楽しいよ”
“傍に居れるだけで幸せだね”
友達ではなかったけど、目立つグループの子が話していた会話。
あの頃はそんなのよくわからなかった。
だって、好きな人とだったらたくさん楽しいことがしたいしたくさんお出かけがしたい。傍にいるだけで幸せなんてそんなことあるわけないってそう思ってた。
だけど、本当にその通りだった。