空から雨が降る日。【完】
「なあ、なんで空雨って死んだの?」
目の前にいたそいつが、私の方を向いて声をかける。
“死んだ”
その言葉にみんなが、え?という顔をする。
「あんたなら知ってるでしょ?」
そう言って黙っている私にどんどんと聞いてくる。
「――」
周りもシーンとなる。
どんどんと攻め立てるかのように聞いてくる。
だけど、もう言葉が耳に届いてなくて。
「っ!」
気が付けば目の前にあった水が入っているグラスを持って、彼の顔面めがけて手首を動かしていた。