真夜中のアリス

「だって…。みんながそう言うから….」

「神であろうと誰一人として人の価値を見極め定めることは出来んよ。
ダイヤモンドと同じさ、常に鍛錬を怠らず磨き続ければその価値は永遠なのじゃ」

そして二杯目。トポトポとお茶がティーカップに注がれている音と芳醇な香りが部屋いっぱいに充満する。ただそれだけなのに何故か落ち着き心が暖かくなる。
そして低い芋虫の声。最初みたいな恐怖心が薄らいでいく。

「….ねえ芋虫さん。あたしはこうしたいってずっと思ってたのに、実はそれが叶った後どうしたいのか全然わからないの。だから本当にそれを叶えたいのか、そもそもそれが願いのかよくわからなくなったきて。その上に誰も彼もがあたしを否定しているみたいで、もうどうしたらいいか頭が働かない。」
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