真夜中のアリス
「ごめん、ごめん。でも予定は未定って言うでしょう?」
苦笑いを浮かべながらウサギは語り、そして大事に扱っていた品物を女王に献上する。
「あ!これこれ!待ってたんですよわたし!」
無遠慮にそれを受け取り嬉しそうに笑う。女王が首を長くして待ちわびていたのは、ウサギの帰還ではなく品物だったようだ。
「彼にもちゃんと伝えたから、要望通りの出来になっていると思うけど、どうかな?」
「わああ!可愛い!ありがとうございます、こんなの欲しかったんです!
エースさん、どうです?似合いますか!?」
包装紙をゆっくりと剥がし、ピンク色のした箱から丁寧にそれを取り出して嬉しそうに側にいたエースへ問い掛ける。