真夜中のアリス
「よ、よしこれでいいはず!」
…こんなロリータファッションっていうのかな?なんて、金糸の髪で雪のような白い肌、そして儚げでいるような可愛らしい女の子しか似合わないだろう。
だからこそ、あたしには到底似合うはずがない。だから間違っても絶対に彼だけには見られたくないものだ。
スーツの時ぐらいでしかあまり履かないスカートを履いているという羞恥心を拭い去る事が出来ず、思わず赤面ばかりを繰り返すが“大丈夫、誰も見ちゃいない”と自分に言い聞かせながら、ウサギが眠る外界へ扉に手をかけた。
難なく開き、通る事も出来てあたしは不思議な家を出て走り始めた。