真夜中のアリス
「いやいや姉さん、そんなことを言ったらアリスに悪いよ。だって考えてご覧よ、姉さんばかりが話していてはアリスだって退屈さ」
「まあスイレン!あなたはあたしの話がそう、まるで重くて分厚い哲学書のように長くてつまらないとでも思っているのね!きっとそうなんだわ!」
「あ、あの、その…」
焦りながらも言葉を紡ごうとするけれど、またもおいてきぼり。双子の独壇場が始まっただけだった。
もういいや…、そんな気分にもなり再度頬杖をついて時に身を任せる。すっかり眠気は覚めてしまったようだ。
しかしこのさくらという女の子、姿形うんねん益々あたしに似ているような気がして仕方がない。
「(そういや、朱鳥くんと喧嘩…らしいのはした事なかったけどあたしもこんなんだったかも…)」