真夜中のアリス
「別にわたしは怒ってませんよ?
だから謝らなくていいんですよ、ただ。
言うことの一つさえ守れない臣下に対しての懲罰を考えているだけです」
にっこり笑って言い放つその姿に、相手だけじゃなくこちらまで氷ついてしまいそうだ。
「あっはっは!そんな今にも鬼に狩られそうな顔をするなよエッちゃん!」
氷ついた空間を蹴破るかのように、変わらずの陽気さを持って笑い声をあげるナイトさん。それにすがるように、エースさんは今にも泣き出しかねない声を出す。
「ナ、ナイトさぁんー…、まだ鬼の方が優しくしてくれますよぅ」
今にもナイトさんに縋り付きそうな彼に対して苛立つレジーナはキっと睨みをつけて言い放つ。