真夜中のアリス

「あんた本当に首ちょんぎりますよ、何時までもそんな戯言言ってると!」

賑やかになる周りに、けれども何となく疎外感を感じる。一体何の話をしてるやら。

「…って!あんたがいきなり現れるから、アリスが置いてきぼりになっちゃうじゃないですか!」

「ええー!俺が悪いの!?…ってアリス見つかったんだー!良かった、本当に良かった!心配してたんだよー!」

安堵の溜め息を吐いたかと思えば、慌てた様子であたしの元にやってきて肩を抱くように強く抱き締められた。

「あ、あのー…」

これには驚くばかりで、身体が硬直する。

「君が“瑠衣ちゃん”でしょ?本当に良かったよ、早く会いに行かないと」
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