真夜中のアリス
それよりも。あたしと話す時に見えたあのクールさと良い意味での冷徹な雰囲気を醸し出し、感情などありそうには見えなかったのだけどどうも怒らせてしまうと非常に怖いという新たな事実も発見し、冷静なレジーナと感情剥き出しなレジーナのそんな相違に少しばかり戸惑いがあった。

「…うん、怒らせてちゃうとそれはそれは雷が落ちるような怒声が頭上を飛び交うんだ」

「え…!?なんかレジーナが怖い!そんなイメージがなかっただけに!」

恐怖に興じるあたしは、エースさんとやらと一緒になってレジーナの様子を伺うしかなす術なく、恐々としながらお茶を喉にと流し込む。かたん、とソーサーとカップの音を立ててしまったと同時にゆっくりと此方に振り返りレジーナは語る。
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