天神学園の問題児再来
「とはいえ、龍鷺郎君のように一夜の過ちで生まれた失敗作がそこらを歩き回っているのは、ちょっと臥龍の血筋としてはみっともないかなぁ…」
「……」
ほむら、この子は天然なんだろうか、それとも龍鷺郎に恨みでもあるのだろうか。
龍鷺郎の眉がヒクヒクしている。
「直接行って、ほむらか龍鷺郎が話した方がいいんじゃないか?国交は大事だぜ?誤解から妖怪同士の大戦争になったらどうすんだ」
流石こう見えてもリザ家の長男、シオンが尤もな事を言う。
「放っておけばいいだろう」
これまで黙っていた紅葉が、呆れたように溜息をつきながら言う。
「所詮妖怪どもの小競り合いだろう?そっちはそっちで解決すればいい。我々人間には関係のない事だ。ほむらと龍鷺郎で勝手にどうにかしろ」
「何じゃと貴様!妾ら人外を愚弄するのかっ!」
噛みつく紗雪。
「愚弄も何も」
紅葉は紗雪を嘲笑する。
「龍鷺郎、ほむら、紗雪…お前達人外は、昔々から人間に仇なす悪だろう?」
「……」
ほむら、この子は天然なんだろうか、それとも龍鷺郎に恨みでもあるのだろうか。
龍鷺郎の眉がヒクヒクしている。
「直接行って、ほむらか龍鷺郎が話した方がいいんじゃないか?国交は大事だぜ?誤解から妖怪同士の大戦争になったらどうすんだ」
流石こう見えてもリザ家の長男、シオンが尤もな事を言う。
「放っておけばいいだろう」
これまで黙っていた紅葉が、呆れたように溜息をつきながら言う。
「所詮妖怪どもの小競り合いだろう?そっちはそっちで解決すればいい。我々人間には関係のない事だ。ほむらと龍鷺郎で勝手にどうにかしろ」
「何じゃと貴様!妾ら人外を愚弄するのかっ!」
噛みつく紗雪。
「愚弄も何も」
紅葉は紗雪を嘲笑する。
「龍鷺郎、ほむら、紗雪…お前達人外は、昔々から人間に仇なす悪だろう?」