天神学園の問題児再来
真太郎に指摘された途端。

「!!!!!」

紅葉は抜刀する!

咄嗟に紅葉と切り結ぶ真太郎。

「口の利き方に気を付けろよ、出来損ないの跡継ぎ…僕が優秀ではないから、跡継ぎの座が回ってこなかった訳じゃない…刹那殿も琥珀姉さんも、僕の腕前なら凌駕出来る」

「ならば問題があるのは、その人格か」

「口の利き方に気を付けろと言っている!」

白熱する鍔迫り合い。

そんな2人を。

「!?」

龍鷺郎が押し退けた。

「もういい、やめやがれ。妖怪臭いのが不愉快なら、俺は退散してやるさ」

そう言ってハンドポケットで教室を出て行こうとする龍鷺郎。

自分が人外である事で、仲間達が揉めるのは見ていられなかったという所か。

「り、龍鷺郎っ」

紗雪も思わず後を追いかける。

「龍鷺郎、どこ行くがじゃ」

龍馬の呼び掛けに。

「ほむらの言うのも一理ある…節操なく子種を撒き散らす親父に、直接一言言ってくる事にする」

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