俺様上司に、跪いて愛を乞え

「……拷問、してやろうか…?」



口を塞がれているせいで、声が出せなくて、

首を左右に何度も振りたくった。


「ふっ…だから、その目…」


軽く微笑って、



「そそるだけなんだよ…」


私の目のふちを、つと指でなぜた。



「…おまえが、この俺をその気にさせたんだからな…」


言いながら、締めていたネクタイをほどくと、



「……覚悟しとけよ」


頭の上で手首をまとめ上げられて、ネクタイできつく縛られた。





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