派遣社員の秘め事 ~秘めるつもりはないんですが~
「俺はこれな」
と蓮の後ろから手を伸ばし、ボタンを押したあとで、
「お前の連絡先を教えろ」
と言ってくる。
「なんでですか」
と言うと、
「返せ、千円」
と言ってくるので、いや、借りたの、160円ですが、と思う。
っていうか、近いしっ。
自動販売機と渚の合間に挟まれて、なんだか身動きが取れない。
なんかいい匂いがするな、この人、と思っていた。
とってつけたような香りじゃなくて、仄かにいい匂いがする。
「なにか警戒してないか?」
と言ってくるので、
「当たり前じゃないですか。
いきなり、冗談でも、子供を産めとか言ってくる人を警戒しない人が居たら見てみたいです」
と言うと、
「大丈夫だ。
冗談じゃない」
と言ってくるので、いや、余計問題あるだろう、と思った。
と蓮の後ろから手を伸ばし、ボタンを押したあとで、
「お前の連絡先を教えろ」
と言ってくる。
「なんでですか」
と言うと、
「返せ、千円」
と言ってくるので、いや、借りたの、160円ですが、と思う。
っていうか、近いしっ。
自動販売機と渚の合間に挟まれて、なんだか身動きが取れない。
なんかいい匂いがするな、この人、と思っていた。
とってつけたような香りじゃなくて、仄かにいい匂いがする。
「なにか警戒してないか?」
と言ってくるので、
「当たり前じゃないですか。
いきなり、冗談でも、子供を産めとか言ってくる人を警戒しない人が居たら見てみたいです」
と言うと、
「大丈夫だ。
冗談じゃない」
と言ってくるので、いや、余計問題あるだろう、と思った。