愛し、愛されたのは優しい死神でした。

遠くで岳が情けない声を上げていたのはちょっと可哀想だったけど…。

『あの…律さん?』

「ん?」

―ドキッ…

何気無い返事なのに,その時の表情も声色も普段の律さんと違い過ぎて一瞬戸惑ってしまった。

「…ぁあっ,失礼しました。軽率な言葉使いでしたね」

『ぃぇっ…!そんな事ないですっ…律さんも…』

「じゃルナも敬語無しな?」

『っ!!』

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