☆お見舞いに来てください☆
そして私は水嶋さんに恋に堕ちた。
単純かもしれないが、まるで漫画のような展開に私は彼を正義のヒーローみたく思えてしまったのだ。
普段冴えない感じに見える彼だがとんでもない。
周りはパッとしないと普段見向きもしてないが、彼の素顔は抜群だ。
あの時私を助けてくれたたくましい腕。
その衝撃でメガネを落とした彼の顔を見た瞬間、私は雷に撃たれたように全身にピリビリと衝撃が走った。
何故なら私の超好みだったから。
大好きな芸能人、SAKUYAにそっくりだったのだ。
これは私だけが知ってる秘密。
他の皆は知らない真実で、誰にも教えるつもりはなく、一人ひっそりと楽しんでいる。
※※※
その日、仕事を終えた璃子はどっと疲れたように駅までの道のりを歩く。
やば、足がパンパン。
声も枯れ枯れで、まだバーゲン初日だというのにかなりお疲れモードになっていた。
普段の仕事とは違い、バーゲン時期はかなりの体力を奪われてしまう。
「お疲れ様です。仁科さん」
「…えっ?あ、水嶋さん!」
後ろに振り向くと、なんと水嶋さんの姿が…
立ち止まった璃子は慌てたように背筋をピンと伸ばし、笑顔を向ける。