☆お見舞いに来てください☆
「お疲れ様です。今終わりですか?」
「そうですよ。仁科さんもですか?」
「ええ、偶然ですね。今日は疲れました」
はは、と笑いながらも心の中ではガッツポーズ。
今日はついている。
帰りに水嶋さんと会えるなんて。
「良かったら途中まで送りますよ」
「い、いいんですか?」
「もちろん、駅も同じ方向だし外も暗いので一緒にお供します」
「ありがとうございます。じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな」
やった。嬉しすぎる。
さっきまでの疲れなんて一気に吹き飛びそうだった。
璃子はルンルンになり、水嶋との距離を詰めていく。
「ところで仁科さんはもう夜ご飯は決めてるんですか?」
「いえ、正直今日は作る気力がないのでコンビニで何か買って帰ろうかと…」
「そうですか。ならよかったらこれから駅前の焼き鳥でも食べに行きませんか?」
「えっ、今からですか?」
ドキリと顔をあげ、璃子は水嶋を見上げた。