☆お見舞いに来てください☆

「せんせ……」


先生の手が優しく頬を撫でる。
そりゃあもう、嬉しそうに。
見つめられる瞳も優しくて。思わずうっとりしちゃう。


「変な心配させてごめんね。確かに俺も最近やたら三島先生に対して距離が近いなとは思って少し警戒はしてたんだけどね。まさかあんな風に依存されてるとは思わなかったから」

「それだけ先生が魅力的だってことですよ。過去のことなんか忘れちゃうぐらい三島先生はきっと先生のこと信頼してるんです。昔も今も変わらずつい、気を許しちゃうほど先生のことを頼りにしてるんじゃないですか?」

「ん〜、それはどうかなぁ」

「分かるんです。私もそうだったから。悩んだ時、苦しかった時に先生に相談するとすごく気持ちが楽になったから。いつも背中を押されてたんですよ?」

「それは未来ちゃんだからだよ。ずっと必死だったからね。未来ちゃんに好かれようって。どうやったらこの子を俺のもにできるかいつも下心満載だったよ。この際白状すると優しさの裏には邪な心でいっぱいだったからね」

「え?」

「いつも思ってた。俺を見ろって。未来ちゃんをこの手で抱き締めたい。キスしたい。俺だけのものにしたいって」


「俺はそんな男だよ」
ゾクッとする顔で頬を撫でられ、かぁ〜と顔中の血流が上がってく。
それはまさしく恋人の顔。男の顔だ。
なんて顔をするんだろう。
心臓がもたない。頭がクラクラしそう…
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