☆お見舞いに来てください☆

思わず視線を泳がせていると、そのまま額にチュッと唇が落ちてきてた。
そして目元に鼻筋に容赦なく。たまらずびくつくと、「可愛い…」なんて頬にまで連続してされたとき、さすがの私もたじろいだ。


「あ、いや、でも正直少し羨ましいです。二人の間にはやっぱりどこか入り込めないものがある気がして。
私には叶わない絆みたいなのがある気がして見てるとなんか悔しい、かな」


ははっとちょっぴり誤魔化した。

この甘々な雰囲気に耐えられない。
だってこのまま食べられてしまいそう。
照れ隠しで言ったつもりだったのに、真っ直ぐな先生の瞳にやっぱり何もかももってかれそうで落ち着かない。ソワソワしちゃう。


「だったらそれ以上に絆を深めればいいよ」


だけどこの時、先生の口の端が微かに上がったのを見逃さなかった。
ハッとした。
先生の顔が次第に真剣なものに変わっていく。
今からとんでもないことを言われそう。
そんな直感が働いた。


「俺と結婚して、未来ちゃん」


先生が急に真顔なって私の中心を撃ち抜いた。


「悔しいなら三島先生よりもっと深い絆を作ればいい。これから先の俺の未来は未来ちゃんにあげる。だから未来ちゃんのこの先の人生も俺にくれない?」


ビックリし過ぎて声にならなかった。
だってまさかのプロポーズ!?
見つめられる視線が砕けそうなほど熱い。

ーー本気?それとも冗談?
目を見開いて見返すことしかできなかったけど、


「結婚しよう、未来ちゃん」


再度言われた言葉に先生の本気を感じた。
心臓を槍のようなものでひと突きで撃ち抜かれたような衝撃だ。
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