アナタの過ち
それからも私達はメールでやり取りを続けた。
と言っても、返したり返さなかったり。
全て私の気分次第。
そんなある日。
いきなりこんなメールが届いた。
「あの…ゆうな様のパンツくれませんか?」
『無理』
「そうですよね…」
そんなの貰ってどうするの?
それに、タダであげるわけない。
私のモノが欲しいなら買えばいい。
「でも欲しいです…」
あ、そうか。
売ればいいのか。
お金への執着心はやっぱり消えない。
おじさんと遊ぶ回数が減って、時間をもて余してる最近。
お金はまだまだあるけど、沢山あって困るべき物ではない。
売れるモノは売らなきゃ。
『欲しいなら買いなよ』
私は送信完了の画面を見つつ、携帯を閉じてお風呂場へと向かった。