モテ子☆モテ男の恋愛事情。
「…まあ、大人しくしてれば…な」
「別に、そんなフォローいらないし」
不貞腐れるフリをして。
だけど、そんなふうに言ってくれる泰くんの言葉は嬉しかったりする。
見た目じゃない。
ちゃんと中身を見てくれてるってことでしょ?
そういう仲間がいてくれるから、ここがあたしにとって特別な場所なのかもしれない。
「やすーっ! ゆずーっ! 始めるぞ!?」
あたしのせいで何となく中断してしまったバスケが再開して。
みんなの意識がまたコートの中に集まりだす。
「泰くん、行って来ていいよ?」
「うん、じゃあ行って来る!」
「行ってらっしゃい」
あたしに気を使ってなのか、ずっと隣にいてくれた泰くんに笑顔で手を振り送り出してあげる。
「ゆずもまた入るだろ?」
待ってるよ、と笑顔を返してくれる泰くん。
「隼人も、早く来いよ!」
ついでに隼人にも声をかけていく泰くんに、隼人も同じように笑顔を返していた。