オオカミ御曹司に捕獲されました
「いやいや。杉本君、醜態さらしてごめんね」

『きゃあ~、きゃあ~』叫びまくってたし、私って相当煩かったに違いない。

お化け屋敷なんかもう二度と来るもんか。

「次は何にする?」

遊園地のマップを眺めながら、杉本君が聞いてくる。

「次?」

私でも乗れそうなもの……。

辺りをキョロキョロ見渡すと、コーヒーカップが目に入った。

「コーヒーカップでもいいかな?」

くるくる回るだけだし、ジェットコースターに比べたら難易度はかなり低い。

だってあんな幼稚園位の小さい子が乗ってるし……。

ここはコーヒーカップで汚名返上しなければ。

「いいよ。空いてるし、すぐに乗れそうだね」
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