オオカミ御曹司に捕獲されました
私は……バカか。

穴があったら入りたい~。

今さら顔を隠しても無駄だろうけど、手で顔を覆うとその手を杉本君が掴んではがす。

「ねえ、何で顔隠すの?俺達両思いってお互いわかったとこなのに」

杉本君が意地悪な笑みを浮かべる。

「……恥ずかしすぎる」

伏し目がちに言う私に、杉本君は悪魔な顔で宣言する。

「そうやってすぐに逃げないの。梨花の気持ちが俺に傾くまではって、同居してからはずっとキスするの我慢してたけど、もう遠慮しないから」

「でも……この前マンションのエントランスで……」

杉本君は私にキスをした。

私の指摘に杉本君は目を細め、私を責めるような口調で言う。
< 317 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop