オオカミ御曹司に捕獲されました
杉本君はチュッと羽根のようなキスと落とすと、私の背中に腕を回して抱き締める。

ついさっきまでは悲嘆にくれていたのに、今の私は幸福感で一杯だった。

「どうしよう~?幸せすぎて死んじゃうかも」

私が正直な気持ちをポロッと口にすると、杉本君はクスッと笑った。

「死んでもらっちゃ困るな。梨花のおばあさんにだって花嫁姿見せなきゃいけないし、梨花のお母さんのお墓参りにも行かなきゃ行けないんだから」

「杉本君……」

杉本君の気持ちが嬉しくて胸が熱くなる。

「梨花のお母さんに俺を紹介してくれるよね?」

杉本君は極上スマイルで私に確認する。

「……うん、ありがとう」
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