今夜、あなたの胸で……《完全版》
自分の中にある気持ちを悠貴が知っていたんだ……と思うと、なにも言えなくなってしまった。
そのまま口を閉ざして俯いていると、悠貴はぽんぽんとやさしく頭を撫でる。
「ほんとは『彩未は渡さねー!』なんて言えたらカッコイイんだろうけどさ。
まあでも、結果は見えているし。負け試合はしたくねーし。
だから、幸せになれよ、彩未。
──メリークリスマス」
そう言って、悠貴はどこから出したのか、わたしの頭にサンタクロースの帽子を被せた。
そのまま口を閉ざして俯いていると、悠貴はぽんぽんとやさしく頭を撫でる。
「ほんとは『彩未は渡さねー!』なんて言えたらカッコイイんだろうけどさ。
まあでも、結果は見えているし。負け試合はしたくねーし。
だから、幸せになれよ、彩未。
──メリークリスマス」
そう言って、悠貴はどこから出したのか、わたしの頭にサンタクロースの帽子を被せた。