あの日ぼくらが信じた物
「こ、こうかい?」


 ぼくは舌先に力を込めて固くして、サクラ色の突端に押し付ける。


「ああんっ、そう」


 それはほんのり甘くて、口に含んでいるとコリッと固くなった。

ぼくは赤ちゃんのようにそこへ吸い付き、空いている手でもう一方の乳房を揉みくちゃにしている。


「みっちゃん。気持ちいい? ぼく、頭が弾け飛びそうに興奮してるんだけど!」

「ああ、あきらくん私も!」

「みっちゃん綺麗だ、可愛い! ぼく、ぼく……はうぅっ」


 みっちゃんは馬乗りになっているぼくのオチンチンを、むんずと掴んで囁いた。


「さっきは痛かったけど、それ以上に気持ち良かったの。

 次はもっといい筈だわ、ねぇあきらくん、入って来て!」


 【入って来て】


  【入って来て】


   【入って来て】


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