あの日ぼくらが信じた物
 ぼくはゆっくりとみっちゃんの中を行き来した。みっちゃんの温もりがぼく自身に絡み付き、すっかり敏感になってしまったそこを攻め立てている。


「また、また良くなっちゃったよ。みっちゃん!」

「我慢しなくていいのよ、沢山頂戴」


 その大人な言葉にぼくの忍耐はすぐに解き放たれ、分身たちはみっちゃんの中に溢れ出てしまった。


「あああ。みっちゃん」

「あきらくんが弾けた。私の中で脈打ってるのが解る」


 目を閉じてぼくの存在その物を味わうように身体を反らすみっちゃん。

そのあまりの美しさにぼくは、最早冷静では居られなくなっていた。


「みっちゃん、みっちゃん愛してる」


 ぼくはみっちゃんの唇を貪り、胸を揉みしだいていた。そして豊かな双房の頂きを代わる代わる口に含む。


「はぁっはぁっ、あきらくん。

 気持ちいい、ねぇもっと」


< 211 / 236 >

この作品をシェア

pagetop