君依存
ふみかたちの試合は、りこの活躍もあり一試合目は簡単に突破できた。
クラスメイトが作ったお手製のうちわを借り、暑さをしのいでいると、先ほどふみかが涼んでいた場所に、一年の男子が数人立っていた。
「あ……」
「ん?湊先輩??」
りこはふみかの視線の先を見た。
「さっき話した、上手な子だよ」
「あれ、バスケ部の新エースじゃん」
「やっぱり、バスケ部なんだぁ……湊先輩の後輩だね」
「なんで、一年の男子がこんなところに?」
「誰か見に来たんじゃない?」
ふみかはあまり気にも留めず、自分の汗をぬぐっていた。