雨虹~傘を持たない僕達は果てない空に雨上がりの虹を見た~
 新太達がこちらに注目しているとも知らず、律樹はパンケーキを平らげチョコレートパフェに取り掛かる。思わず顔が綻んだところに、帆鷹がやって来た。


「相変わらず、いい食いっぷりっすね」


「おぅ」


 バイトの先輩である悠李の友人という事で、帆鷹は律樹と顔見知りだった。


「バナナのパンケーキにチョコレートパフェ。今宮さんどんだけ甘いもん好きなんすか?」


「甘いものは、和菓子でも洋菓子でも全部好きだ」


 そんな律樹に、帆鷹は小さく笑みを浮かべる。


「夏になったら、かき氷とかっすか?」


「練乳いちごかミルク宇治金時か、悩ましいところだな」
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