彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



瑞希お兄ちゃんが、私をイメージして選んでくれた下着。



(やっぱり、男ものだと・・・ブリーフとか?)




「サイズがイマイチだったけど、モニカの話をもとにMサイズにしておいたからな、凛!間違ってたらごめんな~!」

「僕、モニカちゃんに、自分の体のプライバシーは話してないんですけど?」

「ははは!あいつ、服とか作ってるから見た目で把握できるんだよ。」

「ある意味特殊能力ですよ!?」



〔★みんなが出来ることではない★〕



「サイズはそれでいいが、問題はデザインだぞ。」

「獅子島さん。」

「なんだよ、伊織。文句あるのか?」

「なければ、言うか。ブリーフじゃないからいいが、あのデザインはアウトだ。」



(アウトじゃないんだ・・・。)



〔★ブリーフではないようだ★〕



「はあ?なにが、よくないんだよ!?トランクスじゃないからいいだろう?あのデザインで!?」

「そうだな、トランクスじゃなかったこともセーフだ。」


(セーフなんだ・・・)



〔★トランクスでもないようだ★〕



「あのデザインを良いというお前がどうかしてるぞ、瑞希?ヒモパンだったら、洒落にもならん。」

「だから、ヒモパンにはしてないだろう!?感じが違うだろう!?」


(違うんだ・・・)



〔★ヒモパンでもないようだ★〕



現物を見てない私の前で、もめるお2人さん。

言い争いをやめたのは眼鏡の方だった。



「まぁいい。どうせ見えないんだ。あれで我慢しろ、凛道。」

「あれと言われまして・・・」


(まだ見てないのに・・・・)


どんなデザインだろう。



〔★答えは風呂場にある★〕



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