彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)
一瞬困ったけど、そこまで言ってくれたら、逆にすがすがしいわ!
「うはははは!そない、すねんと!わし、凛には恋愛感情は無理やけど、それ以外やったら、なんぼでも付き合うでー?」
「僕も瑞希お兄ちゃん命だから、ありがたいよ。君には、いろいろ助けてもらってるから・・・・・」
(菅原凛でも、凛道蓮のでも、ヤマトは助けてくれたけど・・・・)
「ヤマト・・・どうして、僕のことを他の人にしゃべらないの?」
「はへ?ほりゃー、もぐもむ、やで!?」
「ごめん、食べてから言って。」
「んぐっ!せやから~ゆーとるやないか!凛の第一印象に惚れたんや!」
「え?可児君タイプ?」
「そやけど、少しカテゴリーが違うわ!可児君、凛をご主君って考えてるやん?」
「いや、それはわからないよ・・・」
「そうなんやって!わしの場合、凛とは平等な立場でいたいねん。」
「え?平等でしょう?」
「ほんまか?」
「え?なに?まさか、君の方が上になってるの??」
「うはーはっはっはっ!!」
私の問いに、ヤマトが手で顔をおおう。
「せやから、凛はええねん!」
「な、なにが??」
爆笑しながら言う相手に戸惑う。
そんな私に陽気な関西人は言った。
「わしは、凛のそこが好きやねん!あめちゃん食うか?」
「う、うん・・・・じゃあ、貰うよ・・・」
ご飯を食べてる途中なのに、飴玉を差し出すヤマト。
(・・・関西の人って、本当に飴玉を『ちゃん付け』するんだ・・・)
てか、なんでそんなにたくさん持ち歩いているの!?
ポケットからあふれてるって!
〔★なにわスタイルだった★〕