彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)
「やだぁ~凛道君!ミッチーの美乳見て、照れちゃったー?ホント、凛道君可愛い!可愛いのに、男気があって素敵ですぅ~これって異性同士だから感じちゃうトキメキだと思うんですよねぇ~」
(同性だよ。)
頑張って褒めてくれてるけど。
(私達、本当は同性同士になるんですけど・・・?)
「凛道君?もう、凛道君ってばぁ~聞いてます?」
「きーてる、きーてる。わーい、うれしい。ありがとー(棒読み)」
ツッコミ満載だけど、それを我慢して、何とか数をこなしていく。
「はーい、時間だよぉ~!ほら、ミッチー!席替え、席替え!」
「えーもう?じゃあ、凛道君、これ!」
「はい?」
「うふふふふ!またねぇ~」
ウィンクすると、私のポケットに手を入れて去って行く。
さっきもそうだった。
(これで15回目・・・・)
頼んでもないのに、メモ紙をポケットに入れてくれる女の子達。
見るのが怖く、手を入れることが出来ない。
そうやって乗り越えて、やっと最後の1人がきたんだけど・・・
「れーんくん!」
「ますみちゃん・・・」
すべての原因だった。
(最後の最後で、一番の強敵が来た・・・・!!!)
〔★ラスボス登場だ★〕
「えへへへ!やっと、2人で話せるね・・・?」
「うん、これでトークショー終わりだね。」
「うん♪心配しなくても、この後は~気に入った子と隣になれるようにィ~席替えするからね?」
「わー、すごーい(棒読み)」
「でしょー♪」
冷めた気持ちで言うが、相手には伝わらない。
「今日はホント、ありがとう!無理してきてもらっちゃったみたいで・・・」
「はい、無理してきました。」
「え!?」
通じないなら仕方ない。
問答無用で本音を言うだけ。
(茶番を終わらせるためなら、きつく言った方が私のためよ。)
〔★凛は優しさを削除した★〕
ストレートに伝えたら、明らかに動揺するますみちゃん。
「ご、ごめんねぇ~?まだ怒ってる?」
それでもなんとか笑顔を保ちながら、会話を再開させてくる。
「別に・・・ヤマトが来たいというので来ただけです。」
「そうじゃないよ!最初に助けてもらった時のことを、ね・・・?」
(ああ、そっちね・・・)
聞いてくる姿が弱々しくて、ちょっとかわいそうに見える。
だけど、情けは無用。
「いいえ、『見た目が弱い』とよく言われるので慣れてます。傷ついてはいますけどね。」
ここは冷たくして、引き話して、嫌われる作戦を取ろう。
〔★すでに実行している★〕