彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「あ・・・ごめんなさい!そうだよね、いやだよね・・・?だけどますみね、蓮君に会えてうれしいの・・・!」





冷たく突き放したが、それでも彼女は必死に食らいつく。





「・・・嫌な思いさせてごめんね・・・!」





そう言いながら、膝の上に置いている私の手に自分の手を置くますみちゃん。





「あの~手を・・・」

「ますみね、蓮君のおかげで考え方が変わったの!本当にこんな気持ち、初めてで・・・・」

「それはいいので、手を離し・・・」

「ますみ、蓮君が好きなの。蓮君は、ますみじゃダメ?」

「ダメです。」

「ダッ・・・・!?」





私の言葉に強張る女子高生。

しつこいようだけど、『問答無用』でとどめをさした。





「ますみちゃん、悪いけど僕は君の彼氏にはなれない。1番にはなれないんだよ?」





そう言ったら静かになった。

心なしか、周囲も静かになっている気がしたがスルーした。

円城寺君が口をパクパクさせているし、可児君がなにかジェスチャーしてきてるけど関係ない。

秀君も悠斗も固まって私を見てる。

ヤマトは大口開けた笑顔のまま、静かにしている。

これはめずらしいかも。





「ますみちゃん、僕はますみちゃんだけじゃなく、この合コンに参加している女子の誰とも男女交際をしません。この考えは変わらないので、もう帰っていいですか?」

「・・・・わかってる。そう言うと思ったから・・・・」





無表情で言えば、うつむきながらますみちゃんがつぶやく。





「あははは・・・・そこまでハッキリ言われると・・・うん・・・恋人には、一番にはなれないよね・・・わかった。」

「え!?わかってもらえましたか!?」

「うん。」





笑顔で聞き返せば、顔を上げたますみちゃんが言った。







「ますみ、2番目でいいよ?凛君の2番目の彼女ね!」

「なに言ってんですか!?」







〔★相手はわかっていない★〕


< 288 / 715 >

この作品をシェア

pagetop