彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)
「あ・・・ごめんなさい!そうだよね、いやだよね・・・?だけどますみね、蓮君に会えてうれしいの・・・!」
冷たく突き放したが、それでも彼女は必死に食らいつく。
「・・・嫌な思いさせてごめんね・・・!」
そう言いながら、膝の上に置いている私の手に自分の手を置くますみちゃん。
「あの~手を・・・」
「ますみね、蓮君のおかげで考え方が変わったの!本当にこんな気持ち、初めてで・・・・」
「それはいいので、手を離し・・・」
「ますみ、蓮君が好きなの。蓮君は、ますみじゃダメ?」
「ダメです。」
「ダッ・・・・!?」
私の言葉に強張る女子高生。
しつこいようだけど、『問答無用』でとどめをさした。
「ますみちゃん、悪いけど僕は君の彼氏にはなれない。1番にはなれないんだよ?」
そう言ったら静かになった。
心なしか、周囲も静かになっている気がしたがスルーした。
円城寺君が口をパクパクさせているし、可児君がなにかジェスチャーしてきてるけど関係ない。
秀君も悠斗も固まって私を見てる。
ヤマトは大口開けた笑顔のまま、静かにしている。
これはめずらしいかも。
「ますみちゃん、僕はますみちゃんだけじゃなく、この合コンに参加している女子の誰とも男女交際をしません。この考えは変わらないので、もう帰っていいですか?」
「・・・・わかってる。そう言うと思ったから・・・・」
無表情で言えば、うつむきながらますみちゃんがつぶやく。
「あははは・・・・そこまでハッキリ言われると・・・うん・・・恋人には、一番にはなれないよね・・・わかった。」
「え!?わかってもらえましたか!?」
「うん。」
笑顔で聞き返せば、顔を上げたますみちゃんが言った。
「ますみ、2番目でいいよ?凛君の2番目の彼女ね!」
「なに言ってんですか!?」
〔★相手はわかっていない★〕