彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)
嫌な汗が体から流れる。
ここで、私の番号が呼ばれたりでもしたら。
ほっぺにチューとか要求されたら。
(いやいや、ないない!!そんなに都合良い展開になってたまるか!!)
「じゃあねぇ~・・・・」
頬から汗が流れるのを感じながら、王様の・・・女王の言葉を待つ。
「大奮発しちゃおっか!」
彼女がなにを言いだすか。
「王様の唇に、口と口でキスしてもらおう♪ということで、よろしくね~9番の人♪」
「え・・・?」
きゅう、ばん・・・・って。
(私かぁ――――――――――――――!!!?)
〔★低い確率で当たった★〕
(えぇえええ――――!!?私!?)
なんで私!?
自分の運の悪さに、頭が真っ白になる。
「きゅ、9番だと!?」
(ひっ!?)
その声にドキッとする。
声を上げたのは円城寺君。
「王様と9番が口と口でキスだぁ~・・・!?」
彼の声に続くように、他のみんなも騒ぎ出す。
「えー!?ますみ大胆すぎ!」
「マジか!?羨ましすぎる!!誰だよそれ!?」
「きゃははは!あぶなぁ~あたし、10番だったよ~1番違い!」
「わーお、それ危ないねー?女子同士のキスって悪くないけどさぁ~」
「やだぁ~秀君、そういうのが好きなの~?」
「モ、モモモ、モモさんは無事っすか!?」
「うん、14番だったよ?あれ?大河君もしかして・・・」
「1番違いだ・・・・」
「ええ!?ズルいっ!!」
円城寺君の言葉に、思わず口を滑らせる。
「あ?」
「あ・・・!」
それで、8番の割りばしを持つ彼と目が合う。
「ズルいって・・・・どういう意味だ、凛道・・・!?」
「あ!?いや!その!違うんだよ!」
迫る円城寺君に、割りばしを隠したのもよくなかった。