彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)


目に映るのは、空っぽの部屋。

エアコンがあるだけで何もない。

その理由についてヤマトは・・・・



「家具はわしの分しかないからなぁ~!凛は自分で揃えてやぁ~寝袋は貸したるけど!うはははは!」



〔★寝袋の利用を申し出てくれた★〕



「いやいや!いろいろ言いたいことがありますが、寝袋はいいですから!瑞希お兄ちゃんの方に泊まるからいいです!」

「遠慮せんでぇのに~うはははは!」

「ほんっっっと!もったいないことしてますよ、ヤマト!?こんなにきれいで広い部屋を・・・物がありすぎるのもよくないですが・・・」

「せやから、凛に貸すねん!こっちにするか!?」

「いえ、やっぱり悪いですよ。ヤマトが自分でつかった方が良いような・・・」

「うはははは!ホンマ、気にすんなや!別に、金取ろうって言う話やないで!?ツレから金はとらん。」

「だったら、なおさらですよ。」

「わし的には、こっちがお勧めやで?左の和室はせめいからなぁ!」

「え!?だったら、和室でいいですよ!」

「なんや?和風派かいな!?」

「だって、服を着替えるだけの個室なら、広くなくていいですよ。和室の畳の香りは落ち着きますし・・・」

「あーわかる!和室やったら、芳香剤置かんでもええもんなぁ~!

「どういう良いですか?とにかく、和室でいいです。」

「え~!?ほんまにええんか!?」

「選べと言っておいて、嫌そうに言いますね?」

「いや、凛がええなら、わしはええけど~ほんませまいで?」

「いいですよ。」

「ほら、段ボールに気ぃーつけて着替えや。」

「段ボール?」

「せや!ここに、押し込めてんねん!」



カタン!



陽気なヤマトの声に合わせて、和室のふすまが開かれる。

目に飛び込んできたのは、茶色の箱。



「って!?なにこれっ!!!?」

「うはははは~ここ使うとなると、どけんとあかんのぉーわしの荷物!?

「このダンボールの壁をかっ!!?」



そこにあったのは、端から端まで置かれた段ボール箱。

上から下まで、隙間なくピッタリと積み上げられた段ボールの山。

辛うじて、畳が見えるのは、出入り口からA4サイズほどの足元だけ。



〔★一番物のある部屋だった★〕



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