彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)


「ちょっとぉぉぉぉ!?なにをどうして、こんなことしたんですか!?」

「いやぁ~リビングにあると邪魔やから、ここにまとめて入れてんねん!」

「そういう問題じゃないですよ!?なにこれ!?天井が見えないんですけど!?」

「うははは!大丈夫や!証明すれすれで積んどるから家事の心配あらへんでー!?」

「違うことを気にして下さいよっ!?ここで着替えろって!?」

「いや~木のふすまで助かったわ!障子やったら、体重かけたら破れるからのぉ~あ、戸を閉めて、もたれるようにしたら着替えられるんちゃうかな!凛のサイズなら!」

「そうかもしれないけど出来るかっ!!チェンジ!」

「うははは~!そう言うとゆーてくれて、助かったわ!今後凛が使うとなると、わしの荷物が出せへんようになるからなぁ~」

「むしろ、出していきなさいよ!?可児君を助けた時、コンビニでご飯かったって言ってたけど・・・お皿は!?」

「この中や!」

「フライパンは!?お玉はあるよね!?」

「コンビニなら、温めてくれるやん?」

「だからって、食器がいまだにこの中なの!?困るでしょう!?」

「せやから、必要のもんだけ、最初に引っ張り出してやなぁ~」

「そのまま、荷ほどきしなさいよ!」

「そのうちするわ!うはははは!」

「4か月もこのままにしてんなら、これから先も動くわけないだろう馬鹿野郎―!!」



〔★片付いている想像が出来ない★〕



「うはははは!それはそれとしてぇ~ほんまに、和室でええんか?凛専用の着がえる部屋―!?」

「くっ・・・洋室でお願いします、この野郎。」

「せやからゆーたやろう~!洋室がお勧めやって!

「自分で荷ほどきするのが面倒だっただけでしょう!?今日は無理だけど、今度一緒に片づけてあげるから!ちゃんと整理するのよ!?」

「ホンマか!?いや~おおきに!凛ならそう言うと思っとったで~!うはははは!ラッキー!



大笑いするヤマトを見て思う。


こいつは、私に引越しの荷物の整理を頼むために、着替えという口実を作って、ここに連れて来たのかもしれない。

とはいえ、ただで借りるのも気が引けたので、今回はこれで良しとした。

行き止まりの壁のようになっている段ボールを、一緒に片づけていく決意をしたのだった。



〔★凛は妥協を覚えた★〕



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