彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



「それは・・・おめでとうございます。」

「うふふふ~がっかりしてる?」

「いいえ、まったく。」

「そこは嘘でも、悔しがりなさいよぉ!」

「痛い痛い!悔しいです!」






再び掴んできた腕を、ギュッとつねられる。





「わかりました!わかりましたから~やめてくださーい!」

「うふふ♪わかればよ~し!」





痛いと言いながら言われた通りにすれば、つねるのやめて私の腕に自分の腕を絡めた。




「ねぇ、蓮君!ますみが好きになった人、誰だと思う?」

「え?誰ですか?」

「ふっふっ~なんと、蓮君も知ってる人よ♪」

「はあ!?僕の知り合い!?」




(まさか、瑞希お兄ちゃんとか言わないだろうな!?)



〔★凛は警戒している★〕



聞き捨てならないことを言う相手に問えば、どこか嬉しそうに彼女は笑う。

それでますます、その可能性が捨てきれなくなる。




「だ、誰ですか!?龍星軍ですか!?」

「うん、龍星軍だよ。」

「ええええ!?そ、それって~まさかまさかで、年上―――――!?」

「年は知らないもん!聞いてないから。」

「え!?瑞希お兄ちゃんは二十歳ですよ!?いくつだと思ってたんですか!?」

「はあ!?なんで、蓮君のお兄ちゃんになるのよ!?違いますぅ~もっと若いですぅ~」

「ええ!?まさか・・・・現役メンバー・・・・!?」



誰だろう。



「聞きたい?」

「・・・・聞いておいた方が良いですか?」

「質問に質問で返さないでよ!じゃあ、教えてあげるから、耳貸して!」





そう言って、手招きするますみちゃん。




「ほら、はやくぅ~!」

「え、あ、はい・・・」


(誰だろう・・・??)





可能性としては、ヤマトだろうか?

幹事として連絡を取り合っていた。

そうなった場合、私は応援するべきなのだろうか・・・・




「いーい!内緒だからね!?」

「わかりました。」

「あのねー・・・」





ますみちゃんのピンクの唇が近づく。





「ますみが好きな人は~♪」

「好きな人は?」



「りっ君♪」


チュッ♪



「・・・・・・・・はい?」






シルキロールがずらされた。

露出した頬の部分に、やわらかいものがくっつく。

音をたてて触れてから離れた。







「え?」


(今、何が起きて・・・・?)






点になる眼で、ますみちゃんを見る。

それに彼女は、にっこりとほほ笑みながら言った。






「ますみの好きな人は、りっ君こと、凛道蓮君って言うの♪」

「って、僕かぁぁぁーい!!?」



〔★凛だった★〕




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