彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



「お二人とも、何されてるんですか?」

「俺はお仕事終わって休憩中。瑞希は違うけど。」

「瑞希お兄ちゃん、なにしてるんですか?」

「ああ、今日教えてもらったところの復習だ。」

「そういえば、早出でしたもんね!」

「よく把握してるなぁ~俺の秘書が出来るんじゃねぇの?」

「僕でよければ、いつでもご指名ください!」

「はははは!じゃあ、検討しとくぜ?ちょっと待てよ、凛~これが終わったら、構ってやるからなぁ~?」

「あ、急がないで大丈夫です!急(せ)かすつもりはありませんし、瑞希お兄ちゃんのお仕事の邪魔はしません!」

「優しいなぁ~凛は?気遣いも出来て、感心感心。」

「そんな、瑞希お兄ちゃんには及びません!」





そう言って思い出す。





「あの・・・ありがとうございました、瑞希お兄ちゃん。」

「あ?なんだ、急に?」

「その・・・ヤマトから、受け取りました。」





それで瑞希お兄ちゃんの動きが止まる。





「使ったか?」

「いえ、まだです。」

「早くしろよ!凛と、なかなかつながらないと、心配なんだからな!?」

「何の話だ、瑞希?」

「いや、凛に盗聴器と盗撮を発見するアイテムが必要になってな。」

「マジか、凛たん!?」





瑞希お兄ちゃんの言葉に、タバコを灰皿に押し付けながら驚く烈司さん。





「もしかして、凛たん・・・・」





そして、私を見ながら聞いてきた。





「人がいないはずの場所で、声がしたり、なにか見えたりしたとか・・・?」

「え!?あ、いえ、なんと言いますか~」




(烈司さん知らないのかな??)




目だけで瑞希お兄ちゃんを見れば、彼も困った顔をしていた。





「あのな~烈司。別に、お前が気にするようなことじゃないんだ。」

「はあ?だったら、なんで機会を仕掛ける必要があるんだよ?つーか、知ってるな、瑞希?」

「俺は別に~」

「凛たん?」

「え!?えーとですね、どうしても調べておかないと、納得できない事態でして~」

「やっぱりそうか!?だから、お祓いしようって言ったんだぞっ!?」

「は?」


(お祓い??)




途端に強い口調になる烈司さん。

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