ラブ パラドックス
***


【お疲れさま。
仕事終わりにショッピングしてた。
湊さんのお店の近くかも】

カフェの窓際ソファー席にゆったり腰かけ、湊さんにメッセージを送った。

湊さんはマメだ。食事に行って以来毎日、おはよう・おつかれ・おやすみのタイミングで、必ずメッセージをくれる。頻度も、内容の濃さも長さも、絶妙にちょうどいい。


スマホをテーブルに置いて、ホットコーヒーを一口。ああ、疲れが癒える。

仕事が終わってから、明日夏目くんとテーブルを作るにあたり、研究のためひとりでアンティークの雑貨屋巡りをしていた。


明日は部品を多く置いてある雑貨屋にも寄ってもらおうっと。


「あっ!おーい」

何の気なしに外を眺めると、通行人の一人と目が合って、思わず声を出してしまった。
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