素敵な夜はあなたと・・・~君に恋していたい~【番外編完】

「実はな、美佐達夫婦が結婚式を挙げんというのだ。だけど、あの二人はまともな式をしていない。だから、この際お前達と一緒に結婚式を挙げてやりたいんだよ。」


お祖父ちゃんはお母さん達の結婚を快く思っていないと思ってた。だけど、やっぱり実の娘は可愛いのだ。

少し照れたような顔をしていたお祖父ちゃんは、これまで素直に愛情表現したことがなかったんだろうなって思えた。

そしたらお祖父ちゃんがとても可愛く見えて嬉しくなった。


「いいよ。私は嬉しい。ね、優也はどう?」

「俺もいいよ。親子揃っての結婚式なんて珍しいけど幸せな家庭を皆に見せつけるのには丁度いいさ。」

「ならば、盛大な式にするぞ。美佐には随分辛い目にもあわせてしまった。光一君のことではいろいろあったからな。だから、美佐には豪華な衣装を用意したし可愛い花嫁になってもらいたいんだ。」


お祖父ちゃんなりにお母さんへの愛情はあったんだって分かると嬉しくて涙が出そうになる。

天国のお祖母ちゃんもきっと喜んでいるよ。


「それで、茜の衣裳はどうなったんですか? お義母さんの衣裳だけ豪華ってことはないんでしょう?」

「俺の娘は美佐だけだ。茜の衣裳はお前が質素でいいからと地味な衣装を頼んでいたじゃないか。」


え? それって私に豪華な衣装と地味な衣装を準備したんじゃなくて、お母さんが豪華で私が地味?!

なんだか、結婚式ってお母さん達がメインで私達っておまけなの?


「茜、俺達は二人だけでハワイで結婚式やろう。二人だけの結婚式をやって二人だけで新婚旅行を楽しんで二人だけの生活をもっと楽しもうな!」


明らかにお祖父ちゃんのお母さん贔屓が優也を怒らせた。

今の優也はすべてに於いて私が最優先だから、お祖父ちゃんとは多分意見があうことはないかも・・・・

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