素敵な夜はあなたと・・・~君に恋していたい~【番外編完】
お祖父ちゃんがいたらいたで煩いけれど、優也もお祖父ちゃんに負けないくらいの頑固もの。
結局ウェディングドレスは優也が決めたドレスにしたけれど、露出は少々あった方が私としては嬉しい。
なのに、最終的に優也が選んだものは一応ノースリーブではあるけれど、肌を直接出すのを嫌った優也が袖や胸元などにはレースがふんだんに使われているものを選んだ。
うっすらと肌が分かる程度で優也以外にはその肌は見せてはいけないと旦那様からのお達しなのでこれで我慢することに。
お母さんのドレス選びはお祖父ちゃんが口を挟んで中々決まらないとお父さんがぼやいていた。だから、私と優也は先に帰るねとお店を後にした。
「ん~ 疲れた。ねえ、優也、この後どうする?」
「そうだなぁ、最近、忙しかったからなぁ。そうだ、ちょっといいか?」
そう言って優也は車を走らせては会社の駐車場へと停めた。こんな所へ何しに来たのかと少し不機嫌になってしまった。
今日は休日で仕事は休み。そんな日に何故会社なんかへ来る必要があるのか。
すると、優也が手招きして私を商品開発課へと連れて行った。
「なに? 何かあるの?」
「別に、何もない。」
そう言いながらも課長席へと連れて行くと優也はその椅子に座って私にもおいでと手招きした。
座った優也の上に座るの?と指で椅子を指すと優也はしっかり頷いていた。
「椅子、壊れない?」
「平気。茜が太ってなければ重量オーバーにはならないよ。」
「失礼ね!」
ちょっとイラッとしたけれど、遠慮なく優也の膝の上に座った。優也に抱きしめられながら椅子に揺られて座るのって変な気分。
「一度ここでやってみたかったんだ。」
そう言って優也は私の顎を掴むと優也の顔へと引き寄せられてキスされた。