素敵な夜はあなたと・・・~君に恋していたい~【番外編完】
「家族計画は大事だからね!」と言う新藤さんの言葉は尤もだけど、今の私達には必要ないんだけどな。
今は子どもが欲しいからこんなのは要らない。
だけど、将来役に立つからその時は大事に使わせてもらいますね。ちょっと恥ずかしいけど・・・
「さあ、皆で食べましょう!」
狩野さんの美味しいお菓子とはもうすぐサヨナラしてしまう。
異動の辞令が出れば私も優也も一度は営業部へと行きその後は役員室が優也を待っている。その時、私も優也の世話をしたいとお祖父ちゃんに頼み秘書の役割を任せて貰えることになった。
これから勉強することは沢山あるけれど、優也と一緒にお祖父ちゃんの会社を守っていくのだからどんなに辛い事があっても我慢できる。
会社のみんながこんなに優也を慕ってくれているのだから、きっとこれからも素晴らしい未来が待っていると思ってる。
商品開発課のお別れ会と私達の入籍祝いをしてくれて感謝の一言だった。
この後、すぐに辞令が出ると私達はこの部屋から出て行くことになった。
そして、その後、結婚式に向けて準備が始まったけれど、結局はお祖父ちゃんが望む結婚式はお母さん達だけの式になった。
私と優也は辞退して後でゆっくり式については考えたいとお祖父ちゃんを説得した。
かなりお祖父ちゃんは怒っていたものの、最終的には孫の結婚だから両親がそれを許せば仕方ないからと言って渋々認めてくれた。
「ねえ、優也、ウェディングドレスを着て結婚式を挙げたいんだけど、やっぱり二人だけの式がいいなぁ。そしてそのまま新婚旅行へ行こうよ!」
「挙式だけは二人だけっていかないだろうな。俺の両親だって出席して可愛い茜を見たいだろうし。」
婿養子と言っても優也の両親と縁が切れる訳ではないんだ。二人だけの結婚式は無理だよね。ごめんね、優也の気持ちも分かってあげられずに。