素敵な夜はあなたと・・・~君に恋していたい~【番外編完】

無事に挙式を終えた後は二人だけの新婚旅行、と、思っていたのだけど・・・・


「茜?!」


挙式終了後、私はその場で倒れてしまった。

ウェディングドレスのまま近くの救急病院へと運ばれた私はドレス姿のままベッドに寝かされていた。


ベールは外されレースの羽織も外されコルセットなど窮屈な装いは全て外されたけれどぐっすり気持ちよさそうに眠る私を見て純白のドレスだけはそのまま着せてくれていた。


ベッドの上がやけに寝心地悪いなぁと目を覚ますと、そこには優也とお母さんとお父さんの姿と優也の両親の姿も見えた。


「あれ? お祖父ちゃんは?」

「ああ、腰抜かしてなぁ。多分、今、この病院のどこかに居ると思うよ?」

「は?病院?なんで?!」


私は病院のベッドの上に眠っていた。起き上がろうとすると純白のドレスがヒラヒラと靡いていた。

ちょっと異様な光景だと思いながらも何故着替えさせてくれなかったの?と聞きたかった。


「え?コルセット外した? なのに何でドレス着てるの?」

「お前が脱ごうとしないからだよ」


少し不服そうな顔をしながらも照れた顔をしている優也がそう言うと、他の皆はクスクスと笑っていた。


「もう。大丈夫そうね。」

「安心したわ」


私の両親も優也の両親も顔を見合わせては頷いて「また後で来るわね」と言ってさっさと病室から出て行った。

お父さんは「お義父さんの病室へ行かないのかい?」とお母さんにお祖父ちゃんのお見舞いに誘っていたけれど「放っておけば」と、冷たい返事が返っていた。

相変わらずお祖父ちゃんはお母さんに何かしたのだろうかと眺めていた。

皆が部屋から出てしまうと優也が私の傍にやって来て手を握り締めてくれた。



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