素敵な夜はあなたと・・・~君に恋していたい~【番外編完】
「ねえ、今もお母さんが好き?」
「バカな事言うなよ!」
「お母さんの娘だから私も好きなの?」
やっぱり、どうしてもハッキリ聞きたかった。お母さんが妊娠して男の子が生まれると聞いたから諦めたの?
どうしてもハッキリ聞いておきたかった。優也には前に一度私を手放すつもりはなかったと聞かされた。
でも、自信がなくて怖くて。
このまま双子を妊娠して無事産むためには優也の言葉が欲しい。
「俺は、離婚した時からもう茜の虜だったんだよ! あれから何年も茜一筋だったんだ。」
「本当に? 他に好きな人はいなかったの?」
「茜と出会ってからは他に女は知らないよ。誰一人として抱いたことない。」
「それって、私と出会う前には女が居たって事?」
「そりゃあ・・・当たり前だろう。俺を幾つだと思っているんだよ。この年まで女知らずってそれこそ病気だろ?」
なんだかそれって嫌な言い方。確かに私と優也は年齢差があるのだから、優也の青春時代はまだ私は小さな子どもで男女の関係など知らなかった。
優也はもうその時は大人で交際していた女性がいても不思議ではないし、いて当たり前なのは理解できる。でも、そんな女を優也が抱いたなんてのは知りたくもない。
「私には優也が初めてなのに優也は違うんだよね。何人目だったの?」
「・・・・言えるかよ。」
また不貞腐れて寝てしまった。確かに過去の女の数を聞く妻っていないよね?
でも、なんだか嫌だ。優也が以前他の女を愛していたなんて。絶対に嫌。
「俺が本気で愛したのは茜だけだ。それで十分だろ?」
でも、お母さんだって愛してたんでしょ?違うの?
「そう言う茜だって男いたじゃないか。キスだってしてたしかなり親密な仲だっただろう?」
そう言われれば最後の一線は越さないまでもエッチ寸前の事をしていた記憶が蘇って来た。